突然ですが、私自身のギターフォームについての研究結果を発表します。
最近、知人とギターを構えた時のヘッドの高さについて議論を交わすことがありました。
まずはこの図をご覧下さい。

ギターを構えると、「ヘッド低い派」「ヘッド高い派」、あるいはその中間ぐらい派、色んな構え方があると思います。
そして私は「ヘッド高い派」です。
ではなぜ私は「ヘッド高い派」なのか?を文章にしてみると面白そうだということで今回記事を書いてみました。
私は元々、足台を使う際はいつも一番高くなるよう設定していました。
最近はドイツ製の「ギターリフト」というアイテムを使っており、かなりヘッドが高くなるように調整しています。


私がギターヘッドを高くして弾いている理由には、次のような点が挙げられます。
- 左手首がまっすぐになる。
- ハイポジションを弾く体勢に移行しやすい。
特にハイポジションを弾く時は、左足のかかとを上げて、さらにギターを立てて弾いたりもします。自分の身体をギターに寄せるのではなく、ギターを自分の身体に近づける考え方です。
私は手首はなるべくまっすぐにしていた方が、指は早く動くと思っています。
ギター無しでも確認できると思うのですが、手首を曲げた状態と手首をまっすぐにした状態で指を動かして比べてみると、明らかにまっすぐにした方が動きが良いです。指が届く範囲も明らかに拡がります。
これは、手首を曲げるという動作に既に力が入ってしまっているから、だと考えます。


また、私が知る範囲では、実際に海外のコンクールなどを見ていると、ヘッドの位置が高く、ギターと身体の距離が近い人がとても多いです。
私の大好きなマルシン・ディラ氏や、サネル・レジッチ氏もヘッドが高いです。
一方、歴史的なギタリストであるソルやタレガの肖像画などを見ていると、ギターのヘッドがかなり低く描かれているが分かります。
実際にどうだったのかは分かりませんが、高さの傾向が変わってきている可能性があるのは、とても興味深いことだと思います。



私個人としては、当時と現在でギター曲の傾向が変わってきたことが関係しているかも?と思ったりしています。
最近はハイポジションでの早弾きが求められる難曲が増えてきました。(ロドリーゴのトッカータとか…)
ハイポジションが出るたびに自分の身体をギターに近づけていると、身体も疲れますし、スピード的にも私の身体能力では間に合いません。
しかし逆に、リカルド・ガジェン氏のような足を組んで演奏されるスタイル(かっこよすぎて真似をしてみましたが、全くダメでした…)や、ラファエル・アギーレ氏のようにヘッドが低めでロドリーゴのトッカータを完璧に演奏される方もいらっしゃいますので、結論は「ヘッドの高さは人による」というところに達しますが、、
私がいつも早弾きのコツとしてアドバイスする際には、ヘッドを高くして一度弾いてみることを必ず提案しています。
手や身体の負担を減らすには、ギターを身体に近づけてあげることが一番だと思っています。

昔エレキギターを触りだした頃、ストラップを付けて立って弾くスタイルだと身体とギターの距離が遠く、手首も曲がるのでどうしても納得のいく早弾きが出来ず、ソロの時はいつもスピーカーやアンプに足をかけて足台代わりにし、ヘッドを高くして弾いていました。
クラシックギターみたいなスタイルですね。
その頃の思い出があるから、こういったスタイルを推奨しているのかもしれません。
もしも早弾きや演奏時の疲れで悩んでいる方がおられましたら、一度「ヘッド高い派」になってみることをお勧めいたします。
以上、長文となってしました。
お読み頂き、誠にありがとうございました。
マイヤーズ作曲のカヴァティーナでお別れです。
次回のギター学?もお楽しみ下さいませ!







