ギターを弾かれる皆さんの中には、
足台と支持具、どっちがいいの??と
迷われている方も多いのではないでしょうか。
プロの方でも、足台の方、支持具の方、どちらもいらっしゃいますし、
どちらにどんなメリット・デメリットがあり、
自分にはどちらがあっているのか分からない、という方も多いかと思います。
そこで私が実際に両方を使ってみた感想と、
それぞれのメリットとデメリットを比較してみましたので、
参考にしていただけたら幸いです。
まずはそれぞれのメリット・デメリットから。
【足台】
メリット
・高さが簡単に調節できて、足を乗せるだけなので手軽
・アルミ製などの軽い素材のものもあり、持ち運びが楽
・足にギターを直接乗せるので、ポジション移動の際に体勢を変えやすい
デメリット
・足を上げるので、足や腰に負担がかかりやすい
・素材によっては重く、持ち運びが大変なものもある
・ギターと体の接触面積が大きいので、響きを少し抑えてしまう
【支持具】
メリット
・足や腰に負担がかからない
・形状や素材など豊富な種類があり、好みのものが見つかりやすい
・ギターと体の接触面積が少なく、響きを最大限に活かすことができる
デメリット
・ケースに収納するたびに着脱する必要がある
・大きなものを選ぶと、持ち運びが大変なものもある
・足台に比べて、値段が高い
私が考えるメリット・デメリットは上記の通りです。
これらを踏まえて、実際に使ってみた感想をご紹介いたします。
実際に使ってみて・・・
私はギターを始めた頃から1年ほど前まで、ずっと足台を使っていましたが、
フルコンサートや長時間の練習の際、左足が痺れてしまうことが悩みでした。
しかし1年ほど前から支持具「ギターリフト」を使わせていただくことになり、
実際に練習や本番で使わせていただいたところ、足の痺れや痛みが全く無くなりました。
ギターリフト
ミディアム ¥15,000(税別)
楽器の響きも最大限に活かされており、聴きに来てくださるお客様にも好評なアイテムです。
また、安定感へのご質問を時々いただきますが、吸盤が4つなので外れたりすることはありません。
デメリットとしては、私が使っているミディアムはサイズが少し大きく、大きな鞄を選ぶ必要があります。
(22.5cm×36.5cm、楽譜よりも少し大きいくらい)
持ち運びのしやすさを優先される方は、ハーフやスモールサイズがおすすめです。
ハーフ ¥15,000(税別)
(24.6cm×27.8cm)
スモール ¥10,000(税別)
(20.5cm×26.4cm)
状況に応じて使い分けをするのも○
長時間の練習や本番では、体への負担を考え、支持具を利用するのがおすすめです。
しかし支持具の場合、着脱の手間はかかります。
そのため、いろんな楽器を試奏させていただく時や、
ギタースタンドがなく、ケースに収納する必要のある場合は、
足台の方が向いているのではないかと思います。
また支持具の場合は、高さなどがある程度固定になるため、
ポジション移動の際に姿勢やギターの高さを大きく変えたい方には、足台がおすすめです。
足台も支持具も、豊富な種類がある
支持具は特に、様々な形の支持具が発売され、好みや悩みに合わせて商品を選ぶことが可能です。
私が使用しているギターリフト以外にも、
【エルゴプレイ】
【ダイナレット】
【アリア】
【ギターレスト】
足台にも様々な素材のものがあります。
【オオハシ】スチール製
【キクタニ】アルミ製
木製
これだけの種類があるので、きっと皆さんにぴったりのものが見つかるのではないでしょうか。
選ぶときのコツ
足台も支持具も、どちらも人によって「メリットに感じること」「デメリットに感じること」があると思います。
その中で皆さんが最も優先したいこと、普段の練習環境などに合わせて、
一番ご自身にぴったりだと思うものを選択することが重要です。
今回ご紹介したことは、あくまで私の個人的な感想・意見ではありますが、
是非参考にしていただければ幸いです。
皆様の悩みが少しでも解消され、ギターライフがよりよいものになりますように!
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